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認定理学療法士・NST専門療法士がリハビリに関する内容を書くブログ

寝たいのに寝れない。そんな人はイイカゲンな気持ちを持ちましょう

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明日も早いのに寝れない。。そんなときはイイカゲンな気持ちが大事

ベッドに入って寝ようとしてもなかなか寝付けないことはありませんか?日本人は世界で見ても睡眠時間が短く、成人の5人に1人が睡眠障害を抱えているともいわれています。睡眠障害(負債)は経済活動を低下させることも懸念されており、睡眠の改善は日本経済の改善にもつながるかもしれません。

匂いや音楽などのリラックス効果で睡眠の質を高める方法は有名ですが、最近では食事・栄養からも睡眠を改善させる取り組みが注目されるようになってきています。

ただし、睡眠負債を抱えている人からすれば上記の方法を取り入れているのにも関わらず改善しないことが少なくないでしょう。そんな私も睡眠負債を抱えていたので、自分なりに調査・実践したうえで良かった方法をご紹介したいと思います。

目次

①睡眠不足が与える影響

②睡眠不足を解消する方法

①睡眠不足が与える影響

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以前の記事でも紹介しましたが、睡眠不足が与える影響は多大にあります。

www.rehabilitation-gift.com

 睡眠不足は脳の活動を低下させるのは明らかですが、寝不足の状態での機能はお酒に酔った状態まで低下するとも言われています。

これは血中アルコール濃度が約0.03%。日本の酒気帯び運転に相当する程と言われています

実際、睡眠不足が原因で発生した事件も多く、チェルノブイリ原発事故やスペースシャトルチャレンジャー号爆発事故など睡眠不足が世界的な大事故の原因ともなっており、睡眠不足の改善は経済利益にも直結すると言われているんです。

②睡眠不足を解消する方法

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では睡眠不足を解消する方法とは?これまで証明されているのは以下の3点

①朝起きたら朝日を浴びる、寝るときは光を浴びない

②自分に合った道具(枕・ベッド・布団)を使用する

③寝るのに適した環境

①、②に関しては知っている、中には当たり前と思う方もいると思いますが、③に関しては私も最近まで知りませんでした。

秋から冬は22-24℃、春から夏は25-27℃の温度が最も睡眠の質を高める温度で、湿度は50-60%が望ましいのようです。

ただ、私が一番重要にしているのは他にあります。

それはいいかげんな気持ちを持つことです。

???いいかげんに生きたら余計睡眠不足になりそうだけど本当なの?

本当です。ただし!適当ではなく、良い加減で物事を考える・・・これが重要です。

例えば、1日7-8時間の睡眠時間が最も健康状態を維持しやすいと言われてきました。ただし、7-8時間連続ではなく昼寝など休憩を挟みながら睡眠時間を確保する方法でも同様の効果をもたらす可能性があり、無理に7-8時間寝る必要はないんです。

また、7-8時間寝ないといけないという固定概念があると、ストレスが溜まり余計寝れなくなる人もいるでしょう。なので7-8時間寝れたらラッキー、昼寝をしたり明日は寝ようといい加減に睡眠を調整することが重要だと思います。

睡眠負債を抱える人のほとんどは、交感神経>副交感神経の状態で夜になっても体温や心拍数がさがりづらい特徴があります。その根幹にあるのはメンタルであり、不安や焦り、ストレスなどが交感神経を余計に刺激してしまうため、安眠器具や環境をどれだけ整えても寝れない状態になってしまうんです。

どれだけ木材や屋根をこだわった家でも、地盤や基礎などの土台がダメダメだと災害に負けてしまいますしね。

睡眠負債を抱える人は、几帳面で神経質な方が多いようです。日本人は世界と比較しても几帳面で真面目な性格が多いので、どうしても睡眠不足をかかえやすいようです。寝れないときは、しゃーないしゃーない(仕方ないの意味、方言混ぜてすいません)くらいに考え、眠くなるのを待ってもいいでしょうね。

私は寝れないとき、干し芋や甘栗など食べたりして好きな映画を見たりもしています。科学的には間違った方法かもしれませんが、私がそうしたいんだからいいんです!!(強気ですんません)ただ、様々な情報が手に入る反面、固定概念に縛られることで上手くいかないこともあると思います。

寝るときはリラックスしなきゃ!!なんて思ってるときはリラックスなんてできないでしょう。。。好きなことをしていれば自然にリラックスできるでしょうから自分がその時したいことをまずやってみる、、これが一番睡眠を促進する方法なのかもしれませんね。