あなたが太りやすいのは腸のせい?
私たちの腸の中には1万種類以上の細菌が存在していると言われています。
私は、ミミズや毛虫などニュルっとした生き物が苦手なのでこの事実を知ったときは少しゾワっとしました。しかし!!腸活に目覚めてからは腸内環境に関して勉強するようになり、腸内環境が私たちの生活環境で切っても切れない関係なんだということに気づかされました。
へぇー。。具体的にはどんな関係があるんですか?
腸内細菌は栄養素を消化吸収を助けるのはもちろん免疫機能や抗炎症作用を改善する働きもあることが判明しているんです。他にも数えきれないほどの役割があり腸内環境を整える=健康増進と言っても過言ではないかもしれませんね。そんな腸内細菌は体型とも関連があり、肥満を誘発してしまう細菌がいることをご存知でしょうか?
目次
①肥満を左右する細菌
②腸内環境と体型の関連
③良い菌を増やす方法
④まとめ
①肥満を左右する細菌
私たちの腸内には1万種類以上の細菌が存在していますが、多く存在しているのは 「バクテロイデス門」と「フィルミクテス門」の二つの種類と言われています。
バクテロイデス門は、善玉菌を好む日和見菌でバクテロイデス門の細菌が食べ物を分解すると短鎖脂肪酸が発生し脂肪の蓄積を防ぐ効果があります。
一方フィルミクテス門は、脂肪が大好きな菌の一つで体内で脂肪の吸収率を上
昇させる効果があります。つまり、、バクテロイデス>フィルミクテスであれば痩せやすく、バクテロイデス<フィルミクテスであれば太りやすい体質になるということなんです。
水しか飲んでないのに太るなどと都市伝説を言っていた人は、もしかしたら腸内細菌がフィルミクテスだらけなのかもしれませんね(そんなことはまずあり得ませんが)
②腸内環境と体型の関連
実際に腸内環境と体型を調査した研究も多くあるんです。Leyらは対象者の腸内細菌と体組成の関係を調査しており、対象者が肥満なほどバクテロイデス門が少なく、フィルミクテス門が多いことがわかりました。
また、アフリカ人とヨーロッパ人の便中の細菌を比較するとアフリカ人のほうがバクテロイデスが多く、ヨーロッパ人のほうがフィルミクテスが多いことがわかっています。これは食習慣などが主原因ともいわれており、食の欧米化が進んでいる日本人も以前よりフィルミクテス門の割合が増えているんです。ハンバーガーや牛丼など美味しい食べ物が多いですが、健康を考えた食習慣の見直しも必要かと思います。
③良い菌を増やす方法
腸内環境が体型と関係があるのは分かったけどさぁ~よくなる方法はないの?
もちろんありますよ。ズバリ食習慣の見直しです。
私が実践しているのはシンプルで①善玉菌を増やす食べ物をよく食べる②悪玉菌が増える食べ物を控えることですかね。①善玉菌を増やす食べ物に関しては以前の記事で紹介しましたのでご興味ある方はご覧になってください。
一方②悪玉菌を増やす食べ物として私が控えているのは、トランス脂肪酸を使用した食べ物とパンです。
・・・パン!!私大好きなんですけど!!どうしてですか?
トランス脂肪酸はバターやマーガリンに多く含まれており、腸内の悪玉菌を増加させる可能性があります。パンにはトランス脂肪酸をふんだんに使用したものが多いですが、パンの原料である小麦にも問題があるんです。小麦にはグルテンと言われるたんぱく質が含まれています。このたんぱく質は悪玉菌の大好物でして、、タンパク質をエサにして悪玉菌が増えるので腸内環境が崩れてしまう可能性が高いんです。筋トレをしてる人でプロテインを飲みすぎるとオナラが臭くなった経験ありませんか?それはタンパク質で腸内環境が崩れているからかもしれません。
わかりました。ならパンを我慢して体に良いもの中心の食生活にします。
もう一つ残念な情報なんですが、善玉菌を増やす食生活に変えたとしても腸内環境が改善するには1か月以上はかかることが多いようです。なんでも定着するには根気よくということなのかもしれませんね。
④まとめ
・腸内細菌の割り合いと体脂肪量に関係がある
・善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことが痩せやすい身体になる方法
・短期的には効果が出ないため継続した食生活の見直しが必要
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