リハビリGIFT

認定理学療法士・NST専門療法士がリハビリに関する内容を書くブログ

相手に好印象をもってもらうための心がけ~リハビリ職種の私が心掛けている行動~

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馬子にも衣装、相手に信頼されるための準備!!大事だと思います

私は病院に入院している方へリハビリを行っていますが、対象者とのコミュニケーションについて考えることが多いです。接客を仕事にしている方は、対象者に信頼関係・好印象をもっていただくための方法に関して少しは勉強したことがあるのではないでしょうか?

今回は、私が勉強した内容や経験談を踏まえ、良好な人間関係を築く方法などをご紹介したいと思います。

目次

①相手に好印象をもってもらうためには?

②私がしている準備

①相手に好印象をもってもらうためには?

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人の第一印象は何秒できまると思いますか?

答えは7秒と言われています。人間は初対面のたった7秒間でその人の印象を決めてしまう傾向にあり、最初の7秒にどういう印象を与えるかで、その人とのかかわり方が変わってしまうかもしれません。

また、人間には初頭効果で印象を決める傾向があります。初頭効果とは、その人を初めてみたり、聞いた時の情報を強く印象付けてしまうものです。例えば、仲の良い友達から知人を紹介されたとしましょう。友達から「この人とても優しくてあなたとも仲良くなれると思う」と紹介されればその知人に会う前から好印象を持つこと人が多いと思います。逆に友達が「この人優しそうに見えるけど表裏があるから気を付けてね」と言われたとするとどう思いますか?おそらく実際に知人に会う時、警戒して話す人がほとんどだと思います。

つまり最初に見たり聞いたりする情報でその人に対する印象がおおよそ決まり、その後も最初の印象が強く残ってしまうんです!!

最初に悪い印象をもつとその人の悪い所ばかり気になったりしませんか?人間の脳みそは頑固者なので一度ついた印象が変わるには相当のエネルギーが必要なんです。

なので、、対象者の方に初めてお会いする際は細心の注意を払って良い印象を持っていただけるようコミュニケーションを私は取るようにしています。最初が肝心だとここ数年特に感じることも増えましたし、改めて昔の自分を振り替えてってみると反省するところが多いです(反省しかありませんね・・・)

②私がしている準備

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先ほどの説明も踏まえ、、私は初対面での対応(特に最初の7-10秒)を最も重視していますが、これはメラビアンの法則を参考にしています。

メラビアンの法則は行為や反感など感情を伝えるコミュニケーションの状況下においてどのような情報を人を重視するかを分析したものですが、見た目やボディーランゲージなどの視覚情報が55%,声のトーンや口調などの聴覚情報が38%,メッセージの内容などの言語情報が7%という結果になっています。

つまり、見た目やしぐさなどで印象の半分以上が決まってしまうということなんです。

そのため、身なりを整えることには注意を払っています。髪型や肌、爪、体臭など不快な感情にならないよう日頃からメンテナンスはしているつもりです。実は、数年前から筋トレやダイエットなどの体型管理が趣味になったのはこれらの勉強をし始めたのがキッカケで、体型管理も見た目の重要な要素だと思っています。デブな人に痩せましょう、ガリガリな人に筋肉をつけましょうとリハビリを行ってもと説得力に欠けてしまうと思います(これは個人のエゴなのですいません)。

他には、話し方ですね。私が対応する対象者は高齢者がほとんどです。高齢者は耳が遠く、高い音が聞きずらくなります。なので、少しゆっくりなペース+低音で自己紹介や会話をするよう心掛けています。時には身振り手振りもいれて話をして対象者の方に自分の気持ちや考えが少しでも伝えわるようコミュニケーションを取るように工夫しています。

もちろん、リハビリ職種として専門知識の勉強であったり、対象者の情報収集(趣味・リハビリの目標)は最低限の準備として行います。最初だけ上手くいったとしても知識や情報がなければ、いづれメッキが剥がれてしまいますし、私の何倍も人生経験をしているリハビリ対象者は言わないだけで気づいている人も多いと思います。この仕事を通して人との向き合い方の難しさを改めて痛感していますし、今後もその人に寄り添った対応が出来ればと考えながら書かせていただきました。